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明治安田こころの健康財団主催オンライン講座講師を行いました

明治安田こころの健康財団主催のオンライン講座講師を行いました。

 214日(水),17日(土) の2日間、明治安田こころの健康財団主催、杉山登志郎先生企画の「慢性疼痛の精神療法」講座の中で、私は「慢性疼痛への催眠療法」というタイトルで担当講師を行いました。

 現在のような麻酔薬が登場するまでは、外科手術においても、疼痛性障害の痛みをとる治療においても、催眠は唯一の鎮痛作用を持つ手段でした。その辺の歴史を含め、疼痛性障害に対する催眠の貢献について話しました。そして、現在、線維筋痛症を含む慢性疼痛での難治ケースでは複雑性PTSD,発達性トラウマ障害が深く関わっており、心理社会的な原因解明とトラウマ処理が大きな課題であること、それ故に、生物心理社会モデルによる治療対策が必要であることを話しました。

他の講師は、企画も担当された福井大学子どものこころの発達研究センターの杉山登志郎先生,佐賀国際重粒子線がん治療財団理事長 九州大学名誉教授の外須美夫先生,順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学准教授 線維筋痛症・慢性痛症学会理事長の臼井千恵先生という錚々たるメンバーでした。

 この企画そのものへの関心が高かく受講者も多く、また、評価も高評価でした。