ストレスマネジメント

ストレスを解消するだけでなく、ストレッサーに対する〝感じ方〟や〝受け止め方〟(認知の仕方)を修正し、コミュニケーションスキルやソーシャルスキルを高めることで、ストレスに適切に対応する力を養います。

良いストレス、悪いストレスという考え方ではなく、ストレスをどう受け止めるか〝認知的評価〟どういう対処行動を持っているか〝ストレスコーピング〟のふたつの要素が重要です。

1.ストレスをどう受け止めるか
(認知的評価)

同じ出来事を体験してもストレスに感じる人、感じない人がいます。これは受けとる側の受け止め方、専門的には〝認知的評価〟が影響します。例えばテストを受ける際、「絶対100点を取らなければいけない」と思い込む人と「やるだけやったから100点でなくてもいいや」と思う人とでは、まったくストレス度が違い ます。考えをしなやかに、柔らかくして、バランスの良い考え方に変えることで、ストレスを軽くすることができます。

2.どういう対処行動を持っているか
(ストレスコーピング)

いわゆるストレス解消法のことです。ストレスがかかっているなと感じた時に、うまくゆるめる方法を持っているかどうか。好きなこと、楽しいと思えること、心地よくなることをできるだけたくさん持っていると、ストレスを適切に受け止め、対処する力となります。さらに、コミュニケーションスキル、ソーシャルスキルの向上も重要 なストレスコーピングになります。

ストレスとは、心や身体に過度な負担がかかっている状態のことをいいます。
人間関係や仕事上の問題、家庭環境など、心理的・社会的要因によるものを指すことが多く、この要因により引き起こされるストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つに分けられます。

心理面

イライラする、無気力になる、気分が落ち込む など

身体面

頭痛・腰痛、動悸息切れ、食欲低下、不眠 など

行動面

飲酒や喫煙量の増加、暴飲暴食、うっかりミス など

自分では気づいていないうちに、ストレスを溜め込んでいるかもしれません。
厚生労働省が作成している働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」で、
セルフストレスチェックができますので、試してみましょう。

ストレスマネジメント教育は集団で実施することが可能なので、主に教育現場や企業での講演会・セミナーという形で対応しています。時には、教育現場で児童・生徒に対しても実践しており、スクールカウンセラーや教師とともに実践することも多くあります。

さらには、職場のメンタルヘルスの一環として、管理職研修でのコミュニケーショントレーニングや、看護や介護などの対人援助職の方々のメンタルヘルスに活用されています。もちろん、集団だけでなく個人の健康管理や健康行動の促進にも役立つよう様々な工夫を行ってきています。