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8月6日 京都府教育委員会の研修講座にて管理職研修を行いました

毎年、恒例となった研修講座にて、本年は「学校教職員のメンタルヘルスを考える-ソーシャル・インクリュージョン(社会的包摂)のこころ-」と題して、86日に研修講座講師を行ってきました。

今年は、日本一自殺率の低い、徳島県の海部町(現、海南町)コミュニティのあり方を参考に、“生き心地の良い町”のコミュニティのあり方の特徴を、①多様性の重視-江戸時代発祥の相互扶助組織「朋輩組(ほうばいぐみ)」のこころ,②本質的な人物評価-サプライズ人事などにみられる、他者への人物評価が人物本位であること,③自己肯定感・有能観の醸成-自己効力感の醸成,④緊密過ぎない、ゆるやかな紐帯(ちゅうたい:二つのものをかたく結びつけるもの)-画一的にならない配慮としてのゆるやかな紐帯の持つ意味,⑤適切な援助希求行動-やせ我慢して悩みを一人で抱え込まない、という視点をもとに、ソーシャル・インクリュージョン(社会的包摂)のこころの大切さについて話しました。

 労働環境が厳しくなって、精神疾患による休職が多くなっている学校教職員が自分たちらしさを取り戻すための方策として、個人的な努力の観点ではなく、組織のあり様に触れた内容でした。